そうめんと糖質制限5年目

アラフォーの体調管理

東京オリンピックでは連日のように、金メダル獲得の速報が流れてきます。
開催前からいろいろ言われていましたが、アスリートの方達が頑張っている姿を見るのはやはりいいものだなぁと、とんかつ屋さんの14インチテレビで中継を観ながら思った次第です。

宮尾登美子さんのエッセイ

自宅にテレビは置いてないので、オリンピックもなにもあったものではない我が家。
本棚から若干ホコリのかぶった宮尾登美子さんのエッセイを取り出し読んでいます。

エッセイの良いところは、最初通しで読んだらその次からは好きなページから読めるところではないでしょうか。ちょっとした待ち時間、夜寝る前のひと時にさらっと読むものとしてチョイスしています。
ガッツリのめり込む系のストーリーや難しめの物はスキマ時間では集中できないし、ねる前に読もうものなら興奮して眼がギラついてしまいます(笑)。

宮尾登美子さんは数々の賞を受賞されている作家で、多くの作品が映画化されてご存じの方も多いはず。その宮尾さんのエッセイ「手とぼしの記」を読んでいます。

作家の方のエッセイは、食べ物へのこだわり・偏愛を熱く語る方が多いですね。
物凄い大作家の方々が好物への並々ならぬ愛情をエッセイにぶちまけているのを読むと、とても人間味が感じられてつい笑ってしまうことも多々あります。
宮尾登美子さんも例外ではないようで、この本ではそうめん愛を内にたぎるような熱量で語られています。なんでも4月から食べ始めるそうで、茹でたてのそうめんを食べる為にその間はホテルでの執筆をしないこともあるとか。
宮尾さんは高知県のご出身で、そうめんの薬味は青ゆずをすりおろしたもの一択であると言い切られております。青ゆずを手に入れるために、季節になったら高知新聞を毎日見ていつ出荷が始まるかチェックする入れあげようです。面白いですね。

糖質制限5年目

宮尾さん程ではないかもしれませんが、私もそうめんが大好きです。
ですがこの5年というもの、ほとんど口にしていません。
私は日々の食事で炭水化物を食べないようにしているからです。

でも修行僧のようにストイックなわけではありません。
仕方がない時は少量食べます。5年も続けていると、どのくらいまでなら大丈夫か分かってきます。
また、どちらかと言うと中肉〜痩せ型の私が糖質制限をすると甲状腺ホルモンの一種である、T3が低下する事も経験したため時々は少量の炭水化物も摂るようにしています。
この件は後日記事にしようとおもっております。

さて、ある日のこと。
お昼時、食べるものがなく(笑)食品庫の棚の前でしばし立ち尽くした結果、数年前にお中元で頂いたひやむぎを夫が茹でてくれました。
スーパーのひやむぎと違い、それは確かにおいしかった。
連日の暑さも相まって、つるつるとリズミカルに食べてしまいました(笑)。

おいしい後にはダルさと眠気

食べた後にくるこの症状。誰でも経験しますよね。
体が消化に体力を使っているからだと言う意見もあり、私の体感としてそれもあると思います。
でも原因はそれだけではありません。
”糖質スパイク”という現象が体の中で起こっている事も原因の1つと考えられています。
炭水化物を摂取→血中の糖分の濃度が上がる→血糖値急上昇→インスリン大量に出る→血糖値急降下→血糖値を上げるホルモン分泌→血糖値上昇→またインスリン出る…これが体内で繰り返されながら少しずつ血糖値は下がり元の状態に戻ります。

この血糖値の急激な変動や、インスリン等のホルモン分泌は私達の体に本当に多くのダメージを与えます。そしてこの状況を365日×3食を数十年続けたら…考えたくないですね。

私は死ぬその時まで、自分の事は自分でできるような状況を作っておきたいと思っています。
夫に身の回りの世話をさせるのは嫌ですし、介護施設にも入らず気ままに暮らしたいからです。
糖質制限だけではなく、筋肉を保つ事や睡眠もかなり重要です。

今年の4月に95歳でお亡くなりになられた脚本家の橋田壽賀子さんが、お年寄りがひとりでどう生きていくかをNHKのラジオでお話されていました。収録当時、熱海で気ままにお一人で暮らされており、私の目指すお年寄り像に近かったのでアーカイブスで3回も聴き入りました。
その中で橋田さんは筋肉を落としてはいけないと熱く語っておられて、以外だったのでびっくりしました。橋田さんはほぼ毎日運動をされており、水泳・専属トレーナーさんを付けての筋トレ・ご自宅でのエアロバイクとその内容もかなり本格的です。

最近書店では、健康や筋トレを説いたビジネス書が散見されますが橋田さんのような人生の最後までその人らしく生きた方の本やエッセイを読んでその考え方を学び、できることは真似するようにしたいと考える今日この頃です。

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